おとなになってからお稽古してうまくなるのかな?
やっぱり小さい頃からやらなきゃダメなんじゃないのかな?
書のみならず抱く不安だと思います。
この私、
大門翠鵬も、
おとなになってから始めたことがいくつもありますが、
出来るようになったとは言えなくても、
それぞれなんとか必要なところまでは漕ぎ着けた感じです。
そう、
必要なところまで漕ぎ着ければ良いのです。
達人になる必要はありません。
また書におきましては、
おとなになってからのお稽古は、
子供ちゃんではなかなか困難な、
おとなならではの理解する力と社会的な経験が、
大きな力となってお稽古をささえてくれます。
たとえばひとつだけ例を挙げますと、
おとなは実際に書いたものが使われる場面とその空気を知ってますから、
それに寄せて書いていくことが出来ます。
またどんな達人でも、
ほんとうに腕を上げるのはおとなになってから。
たとえ化け物のような上手な子供が居たとしてもしょせんは化け物の子供。
成熟したおとなの化け物にはかないません。
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